2021沖縄県南部3高連携プロジェクト

開発期間3カ月!販売1時間で完売した至極の品とは!?
南部農林高校による食品加工。南部商業高校による販売。南部工業高校による金型製造。南部3校がそれぞれの教育課程の特徴を活かし、既習した知識と技術を活用し3校が連携して「製造」「加工」「販売」等を行い、授業では体験することができない、より本格的な「サプライチェーン」を学ぶ。
プロジェクトの内容とは南部農林高校による食品加工。南部商業高校による販売。南部工業高校による金型製造。南部3校がそれぞれの教育課程の特徴を活かし、既習した知識と技術を活用し3校が連携して「製造」「加工」「販売」等を行い、授業では体験することができない、より本格的な「サプライチェーン」を学ぶ。
9月からプロジェクトはスタート。まずは「何を作るか」について、それぞれの学校のチームメンバーで話し合い、出された案をもとに合同会議を行った。コロナ禍で行われたプロジェクトの為、ICTを活用。Microsoft Teamsやメールなどを使ってオンラインでの会議を重ね、3度めの会議で「南部の特産品を使ったカップケーキを製造。クリスマスに合わせて販売」することに決定。それぞれの役割分担を決めた。
南部工業高校は、ロゴの焼印とカップケーキの上に飾るクッキーの焼き型を作成。ロゴは、商業から届いた手描きのラフ画を元にCADで図面を起こし、CAMで使用する刃のサイズなど細かい設定を行った後、マシニングセンターという大型の金属加工の機械で作成。焼き型は、ロゴと同様にマシニングセンターで金型を作成し、そこからシリコン型を作成。出来上がった焼印とシリコン型は農林へと送った。
南部農林は、カップケーキとクッキーの製造を担当。南部商業から届いた南部地域で生産された食材(バタフライピーなど)と、自分たちで製造したはちみつや、シークヮーサーなどを組み合わせ、細かい配合を変えて試作を何度も繰り返した。南部工業からシリコン型と焼き印が届くと、実際に使ってみてアレンジを加えることに。販売当日には300個ほど準備しなければならないため、量産するための仕組みを整えた。
南部商業高校は企画と販売を担当。材料の選定や調達、企業訪問による情報収集、商品ロゴの作成、パッケージデザイン、店舗ディスプレイなどほぼ全行程に関わる。商品ロゴは、三高連携を意味する、商業の“Commercial(宣伝)”、工業の“Technology(技術)”、農林の“Aguriculture(農業)”の頭文字から「CTA」とモチーフに、手描きのラフ画をクッキーの焼き型の案とともにメールで南部工業に送った。
米須 梨乃
上原 洋香
私がプロジェクトに参加を決めた理由は、南部の専門高校生で一丸となって取り組む貴重な機会だったことと、南部地域の食材を活かしたお菓子を作ってみたいと興味を持ったからです。始まった頃は、少し不安があったけど、ワクワクや楽しみという期待する気持ちが大きかったです。南部商業、南部工業の方々とのリモート会議では、何のお菓子を作るのか、南部地域の食材を何にするか、販売ターゲットの設定など様々な方向から考えました。アイディアをたくさん出し合った中で、私達はクリスマスらしいという視点からカップケーキとラングドシャクッキーに決めました。
まず最初に、カップケーキの製造からはじめました。カップケーキ製造で大変だったところは、原料配合やカップへの生地分注量の検討でした。プレーンの生地とかぼちゃ、さんぴん茶の生地は、重さが違うので、分注量を同じにしてしまうと高さがだいぶ変わってしまうのが大変でした。さらに、かぼちゃの生地は、かぼちゃパウダーの配分が多いと生地の膨らみが悪くなってしまうので、薄力粉に対し何%入れるのか試行錯誤を重ねました。
次に、ラングドシャクッキー製造で苦労したところは、生地の厚さと焼き時間でした。生地は、薄過ぎると焦げたり、厚すぎると生焼けになるので、型の厚みを統一することと生地をならす時に均一に力を入れることに気をつけました。焼き時間も、短いと生焼けになったり、長いと焦げてしまうので、高温で短く焼いたあとに余熱で数分置いて焼くという工夫をしました。
最後に、カップケーキの上に乗せるクリームに取り掛かりました。クリームで悩んだのは、生地との味のバランスとクリームの色合いでした。クリームは、バタークリームやチーズクリーム、生クリームなどをいろいろ試し、生地と相性が良いのを見つけるのが大変でした。クリームの色は、バタフライピーの青1色だけから、青と白のストライプ絞りに変更したり、アルカリ性の青に酸性のシークヮーサー果汁を加えて紫に変化させたりとバリエーションを増やしました。
販売会当日は、南部商業の先輩たちがリードして動いてくれたので、とても心強かったです。最初は緊張して声を出せずにいたのですが、少しずつ慣れてくると表情も和らぎ、次第に自分から動けるようになりました。一番嬉しかったのは、お客様が新聞から私達の商品を知って「カップケーキを孫にあげるために買いに来た」と言って、喜びながら買ってくれたことです。その言葉を聞いて、プロジェクトをやってよかったなと達成感が得られました。
今回のプロジェクトを通して、以前の自分は一人で考えることや意見を自分から出すことが苦手だったのですが、今では自発的に動くことが少しずつできるようになりました。また、プロジェクトのメンバーと意見を交換するうちにチームワークが深まり、協調性も高まったと思います。プロジェクトを始めた頃から販売会まで、沢山の方々に支えてもらいました。南部工業、南部商業の先生方、生徒の皆さん本当にありがとうございます。私達だけでは心細かったのを工業、商業の先輩方が引っ張ってリードしてくれたおかげで凄く助かりました。
そして、南部農林の食品加工科の先生方をはじめ、周りの先生方の意見や生徒みんなの力をお借りしました。本当に感謝しています。最後に、商品を買いに足を運んでくれたお客様、このプロジェクトを企画していただいた県教育委員会の先生方へ感謝の気持ちでいっぱいです。関わってくれた方々本当にありがとうございました。
諸見里 彩樺
今回学校間連携プロジェクトに参加した最初の理由は、将来の夢に近いことができるのではと思い参加を希望しました。
初めてのリモート会議をしたり、初対面の先輩方と話し合いを行ったりと初めてのことばかりで、緊張が大きい中でのスタートでした。
リモート会議を重ねていき、製造するお菓子は決まったものの、3校で話し合った内容の決まり事などがあったので、私たち製造する側の難しさを感じていました。特にカップケーキの上のクリームの種類やラングドシャクッキーの生地、商品の運搬の仕方などで難航することが多かったなと思います。カップケーキ生地の食感や焼き具合などが不揃いなものが多かったり、上のクリームと味が合わなかったりしたので、何度も試作を行いました。クリームもバタフライピーの水色と紫色の2色がきれいに見えるように、配合量の検討に苦戦をしました。
また、ラングドシャクッキーの生地も固くなりすぎたり、焼き色が付きすぎてしまったり、ツリー型にならなかったりと、今回のプロジェクトで1番難しかったと思います。
9月から約4ヶ月間活動をしてきて、思い通りにならないことやうまくいかないこと、難しい課題もたくさんありましたが、商品開発がどんな仕事なのか、型を作る人・原料を仕入れてくる人・お菓子を作る人・宣伝をする人など、いろいろな役割・仕事があり、いろいろな人がいてはじめて商品を買うことが出来るんだと改めて実感しました。
つきっきりで指導してくれた先生方や4ヶ月間一緒に頑張ってきた南農の同級生や南商・南工の先輩方、送迎をはじめ常にサポートをしてくれた両親、商品を買ってくれた人たち、そしてこのプロジェクトを立ち上げていただいた方々にとても感謝をしています。ありがとうございました。
赤嶺 璃々乃
このプロジェクトに参加しようと思った理由は、面白そうだなという気持ちだったのと、いい経験になりそうだなという気持ちでした。
最初はリモート会議から始まったので、とても不安になっていきました。他校はは3年生ばかりなので、とても緊張しました。先輩方の中で意見を出すのが難しいんじゃないかと思っていたのですが、意外と私たち4人で考えたアイデアとかが高評価だったりしたのでとてもうれしかったです。
商品を作る上でいろいろな条件などがあったので、その中でアイデアを出すのはとても難しかったです。クリスマスをテーマにしつつ、どうやったらお客様に売れるかなど、毎日毎日考えることがとても大変でした。
学校の授業とはまた違った本格的な菓子製造となったので、生地の分注量や焼成時間についてなど、行程のいろいろな所を細かく変えて作ってみることがとても難しくて悩みました。最初の頃はなかなかに上手くいかず、時間だけがどんどん過ぎていき、年内の販売に間に合うかと、とても不安になりました。頭を抱え込むんで悩むことも多かったのですが、だんだんと成功に近づいていくと、嬉しさが込み上げてきました。先生に頼るところもあったのですが、自分たちで考えて行動するということは改めてとても難しいなと実感しました。南部農林高校は4人という少ないメンバーだったのですが、休日もみんなで集まり、放課後も残ってみんなで話し合いをしながらいろいろなことを乗り越えることができました。本当にとてもいい経験になったなと思いました。
販売会当日は、南部農林と南部商業の生徒達で販売したのですが、南部商業の先輩達の動きの早さに驚きました。私たちは何をしたらいいのか分からず、ただ立っていて指示されてようやく動くことしかできませんでした。販売会を経験して、自分はまだまだだなと反省点を見つけることが出来ました。しかし、私もアルバイトの経験から声かけにはとても自信があったので、大きい声でお客様にしっかり伝わるように接客を頑張りました。南部商業の先生にも褒められてとても嬉しかったです。チラシ配りの際には、なかなか受け取ってもらえず大変でしたが、大人の人との関わり方も学ぶことができ、とてもいい経験になったと思います。
あらためて、南部商業、南部工業の先生方と先輩方、南部農林の食品加工科の先生、他学科の先生、多くの生徒のみなさんにもたくさんのアドバイスをもらい、協力をしてくれてとても感謝しています。まだまだ未熟だった私にはとてもいい経験が出来ました。3ヶ月とても大変でしたが、このプロジェクトに参加してとても良かったと思っています。本当にありがとうございました。
大城 陽々希
最初は恥ずかしかったけど他校のみんな積極的で、よかった。このプロジェクトでほかの高校ではできないことができた。私たちが製作したシリコン型を活用したクッキーがおいしそうだった。時間が足りず、もっと話し合いが、必要だった。女の子たちとも話すことができて良かったです。
大城 琉斗
高校生同士が協力して1つの事をするのがすごいなと思った。あんまり参加できなかったけどよかった。こんな機会じゃないと農林高校の設備が見られないのでよかった。販売時に自分たちが製作した型が飾られていて嬉しかった。もっといろいろな種類の型が作れたのかなと思う。ほかの生徒が経験できていないことができていい思い出ができたと思う
神谷 龍希
他の高校と協力することが初めてだったから緊張した。女の子と顔合わせるのが恥ずかしー。お互いの都合が合うようにしないといけないので最初に考えたアイディアとはちょっと変わることがあって大変な部分も経験できて勉強になった。販売時に自分たちが作ったシリコンの型とか展示されて、やってよかったなと思いました。クッキーの形をもっと増やせたら面白かった。本当の仕事みたいでコミュニュケーションと試行錯誤が大切だと思いました。カップケーキめちゃくちゃうまかったです。
川崎 智香
初めてのことなので緊張した。お互いの都合に合わないといけないのでたいへんだった。農林高校に初めて入ることができて緊張した。販売時に自分たちが作ったシリコン型が展示していたので、嬉しかった。もっと生産量を増やしたかった。お互いの考えをまとめることがむずかしかった。でも、いい思い出になった。カップケーキは、甘くてとてもおいしかった。
黒島 陸
始めはどういう取り組み(プロジェクト)かまだよく知らなかったので、とてもわくわくしました。オンライン会議は、最初不安だったが、回数が増えると徐々になれていきました。プロジェクトを進めるにはどういう風に、作ったら相手が使いやすいか色々試行錯誤するのがたのしかったです。自分たちが作った商品がどういう風に評価されるのかとても緊張した。販売には参加できなかったが、店舗の写真を見て、商品の配置や店の雰囲気作りなど、色々考えられていてすごいなと思いました。もう少し時間があれば、もっと色々な工夫ができたのではないかと思いました。学校間連携プロジェクトという初めての取り組みに自分たちが携われてとてもうれしかったです。
照喜名 朝輝
初めてだったので、緊張した。オンライン会議では、皆が色々と意見を出していたので、凄かった。色々な意見をまとめることが意外と難しかった。農林高校に納品へ行って、農林は大きい機械があったのでびっくりした。販売時の店舗のレイアウトが良くて、南部工業が製作した作品のことも紹介していたので良かった。このプロジェクトを経験して、他にも溶接を使った作品なども、提供してみたいと思った。本当にいい経験だった。
仲里 優希
始めはなにを言っているのと思った。コロナ禍だったので、オンライン会議でソーシャルが取れていてよかった。プロジェクトを進めるにあたって、思ったより時間がなくて焦った。農林高校にシリコン型を納品に行ったとき、農林高校の生徒の考えを直に聞けて良かった。私たち工業が製作したシリコンや金型などが販売店舗にも展示されていてよかった。シリコン型や色々な種類の金型をもっと複数作れた感じだけど、時間が足りなかった。焼印では、クッキーに引っ付いてうまくいかず、簡単ではないことを知ることができた。1、2年時の授業で習ったことが役に立った気がした。カップケーキとてもおいしかった。
山入端 観
最初プロジェクトの話を聞いたときは、楽しそうだなと思った。コロナ禍で直接会えず、オンライン会議の打ち合わせだったが、商業高校農林高校さんの意見を聞けてよかった。工業だけではなく商業高校、農林高校の立場の色々な考えを聞けて良かった。農林高校へ納品に行った際に、農林高校さんの設備に驚いた。販売店舗が工夫されていてクリスマス仕様になっていてすごくよかった。オンライン会議では伝わりにくい内容などがあったから、もっと話し合いが必要だなと思いました。他の高校の意見を聞けて勉強になりました。カップケーキとてもおいしかった。
長堂 若菜
3校で協力し合いながら約4か月間準備をしてきました。当日はオリジナル商品が約1時間で完売しました。委託商品の完売はできませんでしたが、楽しく実習できました。沢山の方々に支えていただきながら、とても良い学習ができたと思いました。
伊敷 彩音
3校連携プロジェクトを終えて、最初は商品が完売できるか、一般のお客様に対してどのような接客をすれば良いかなど、いろいろな不安がありました。でも思っていたより楽しく接客・販売ができて良かったです。
神谷 友星
このプロジェクトを通して、周りの人とのコミュニケーションの取り方や協力する大切さを学びました。商品開発では、企画・提案・交渉から商品完成までの流れを学び、販売に向けて商品の特徴を知り、それをお客様に分かりやすく伝える方法を考えながら接客するなど、工夫することができました。
北林 渉
このプロジェクトでは、南部(南城市)特産のバタフライピーを使うことで地域のことを知ることができました。またカップケーキを開発するために3校が普段学んでいること(工業が金型づくり、農林がケーキ製造、商業が販売促進)を活かして協同学習ができて良かったです。
金城 大希
今回の3校連携プロジェクトを終えて、最初は本当に自分ができるのかな?と不安な気持ちでした。でもプロジェクトを進めるうちに楽しい気持ちに変わっていきました。参加できて良かったです。
長嶺 空
南部地域の商業・工業・農林高校が協力するプロジェクトは初めてで、緊張することもありましたが、とても良い経験になりました。また一般のお客さんに対する販売も初めてのことでしたが、接客・呼び込みなど積極的に頑張ることができて良かったです。
比嘉 琉人
このプロジェクトに参加して沢山のことを学びました。商品開発・販売を成功させるために、いろいろな人にささえてもらっていたこと、3校の特徴を活かして協力したからこそ成功したのだと思います。協力していただいた企業の皆さまや来店していただいたお客様に感謝しています。
宮城 心愛
私は3校連携プロジェクトに参加して、最初は緊張して上手くできるか不安でした。でもteams会議でお互いのアイディアを出し合ったり、販売用の看板やPOPを作ったりしていくうちに楽しく取り組めるようになりました。みんなで協力してプロジェクトが成功したのでとても良かったです。
開発期間3カ月!販売1時間で完売した至極の品とは!?
南部農林高校による食品加工。南部商業高校による販売。南部工業高校による金型製造。南部3校がそれぞれの教育課程の特徴を活かし、既習した知識と技術を活用し3校が連携して「製造」「加工」「販売」等を行い、授業では体験することができない、より本格的な「サプライチェーン」を学ぶ。
プロジェクトの内容とは八重山の2校が持続可能な開発に挑戦!!
「持続可能な開発目標」(SDGs)の取り組みが注目され、沖縄県においても2019年(令和元年)1月29日、沖縄県SDGs推進本部を設置された。このような中、人にも地球にも優しい、革新的なシステムとして世界が注目している農業方法がアクアポニックスシステムである。本研究では「工業」「農林」お互いの教育課程の特色を活かし、お互いの専門性を活かしたアクアポニックスシステムの構築に取り組む。
プロジェクトの内容とは
最初の頃はリモート会議でのスタートだったので、不安が大きくありました。製品に関する条件として、生ものはダメ、南部地域の特産品などを取り入れる、南部農林、南部商業、南部工業の特色を出すなど沢山の条件がありました。その中でも私が1番難しいと感じた条件は、製品の大きさです。製品を作る際に使う型を南部工業に作ってもらうので、大きさに条件があり、その大きさで作ることができる製品を探したり考えたりするのが大変でした。
リモート会議で製品のアイデアを出したり、話し合いをしていく中で決定したのが、上にクリームを乗せたカップケーキと、ラングドシャクッキーです。まず最初に、カップケーキから製造実験を始めました。カップケーキ製造には、別立て法と共立て法という製造方法があるので、どの製造法が理想のカップケーキに近づくかなどを比較しながら決定しました。また、生地の分注量や焼成時間など、細かく重要な工程がたくさんあったので、何十回も製造実験を繰り返しました。基本のカップケーキが完成すると次は味変に挑戦しました。カップケーキ生地に南部地域の特産品を加えることにしたので、かぼちゃパウダーと紅芋パウダー、さんぴん茶パウダーを使ってみることにしました。同じ分量、製造工程で製造しても生地が膨らまなかったり、風味が濃かったりして、なかなか前に進みませんでした。最終的にはクリームと合う生地にしたかったので、味を邪魔しないかぼちゃとさんぴん茶を使用することに決定しました。クリームもバタフライピーの色が綺麗に出るように何度も比較実験をしました。
ラングドシャクッキーは、南部工業が作ってくれたシリコン型を使って製造することにしました。初めの頃はラングドシャ特有のサクサク感が出ずに、何度も配合を見直したり焼成時間を変更したりしました。最後の最後まで焼きムラが出たりして、本当に納得のいく製品になるまで時間がかかりました。私たちは授業での取り組みではなく、放課後の活動で取り組んでいたので、製造がある日は毎回帰りが遅くなっていて、自分たちが納得のいく製品になった時にはとても感動し達成感を得ることが出来ました。
12月の販売会では、私たちが作った商品をすぐに完売することができ、とても嬉しくやりがいを感じました。プロジェクト期間は3ヶ月と短く、南部農林のメンバーも4人しかいなかったので取り組みは大変だったのですが、学科の先生や他学科の先生、試食に協力してくれたクラスメイトなど、沢山の人にアドバイスを貰って完成させることが出来たので、とても感謝しています。私たちだけでは完成させることができなかったと思うし、商品を開発するには沢山の人の協力が必要だということを実感することができたので、本当にこのプロジェクトに参加することが出来て良かったです。ありがとうございました。