学校間連携プロジェクト

Collaborative Projects

互いの専門性を活かした
アクアポニックシステム
の構築

Collaborative Projects

八重山の2校が持続可能な開発に挑戦!!

「持続可能な開発目標」(SDGs)の取り組みが注目され、沖縄県においても2019年(令和元年)1月29日、沖縄県SDGs推進本部を設置された。このような中、人にも地球にも優しい、革新的なシステムとして世界が注目している農業方法がアクアポニックスシステムである。本研究では「工業」「農林」お互いの教育課程の特色を活かし、お互いの専門性を活かしたアクアポニックスシステムの構築に取り組む。

Plan

1. Plan(計画)

今年度4月より、八重山商工高校、八重山農林高校で「アクアポニックス」の研究を行っている。2つの高校で連携ができれば、お互いの専門性を活かし完成度が高められるのではないかと考え、学校間連携プロジェクトに参加。目標は「2つの学校の専門性を活かし、それぞれの学校のアクアポニックスの完成度を高める!」ことに決定し、プロジェクトがスタート。

  • 八重山 Plan 1
  • 八重山 Plan 2
  • 八重山 Plan 3
  • 八重山 Plan 4
  • 八重山 Plan 5
Do

2. Do(実行)

八重山商工ではアクアポニックスを構築し、葉野菜を育てるが、葉っぱが黄色くなったり、根が茶色くなったりとなかなか成果が出ない中、八重山農林からのアドバイスで酸素を供給するためのエアーポンプを追加した。その結果、根っこの変色がなくなり、生育が良化した。また、制御対象も八重山農林が測定しているEC値(イオン濃度)、水温を対象にすることに決定し、制御装置の制作に取り掛かった。ECセンサを市販のものではなく電源プラグを活用して自作することで、マイコンで制御することができるようになった。測定結果をサーバーに送信することで、インターネットを介し、ブラウザ上から遠隔でも測定を行える制御システムを構築することができた。

  • ./wp-content/uploads/2022/02/cp-yaeyama-do-5-scaled.jpg

生徒のコメント

八重山農林高校

  • 石垣知武

    石垣 知武

    八重山商工高校との電気技術と八重山農林高校の作物の知識をいかして、作物がしっかり育てられるように環境を整備し、実験を重ねていく。

  • 大濵廉

    大濵 廉

    八重山農林高校の防虫技術と八重山商工の環境制御技術を用いて、お互いの利点をいかした研究を共同で行っていきたい。

  • 中村実紅

    中村 実紅

    これまでの実験を通しての課題解決のために、八重山商工高校の技術を利用し、光の強さや水温などを記録できるシステムなどを活用していきたい。

  • 前津亜由李

    前津 亜由李

    八重山農林高校の実験では上段と下段で光の当たり方に差がみられ、八重山商工高校の電気制御の技術を活用し、栽培の研究や実験を進めていきたい。

  • 宮里美咲

    宮里 美咲

    八重山商工高校の電気技術を教えてもらい、八重山農林高校の害虫駆除の方法や栽培方法を教え、お互いの研究を成功できるようにする。

八重山商工高校

  • 矢吹明斗

    矢吹 明斗

    今回、農林高校との連携を行って、私は主にプログラムの開発を行いました。最初は水温を画面に表示させるだけであったがcayenneに接続してスマホやタブレットで確認できた時はやりがいを感じました。来年度はもっといいアクアポニックスに進化してもらいたいです。

  • 近藤鈴乃

    近藤 鈴乃

    自分達は水槽一個に対し植物用水槽を一つでやっていたがもし制御や課題が解決できたら植物用水槽を増やして農林高校と同じような条件で観察して、もっと意見を交換したり自分達が作った制御を使ってもらって意見をもらいたかったなと思いました。

  • 上地真温

    上地 真温

    農林には商工にない知識がいっぱいあって、商工にも農林がもってない知識がいっぱいあるから、たくさん交流していけば今よりもっとすごいアクアポニックスが出来ると思いました。

  • 本村恵幸

    本村 恵幸

    知ってる部分と知らない部分を教え、教えられ。と、お互いに身になる時間にできたと思う。指摘されたものを持ち帰って「結果こうだった」まで出来たら良かったと思う。

  • 浜元秀虎

    浜元 秀虎

    金魚の餌の改善などができたのではないかと思った。あと水槽が汚れる原因などを農高と連携して改善できればなと思いました。

  • 新良寧於

    新良 寧於

    農林高校との連携で知ったことは酸素が足りないと葉が黄色くなるというのを知ったので実際にエアーポンプをつけたところ葉が青々とし、大きく成長したのは良かった。他に知りたかったことはイチゴやマンゴーなどのフルーツの栽培は可能なのか知りたかった。

  • 入川大希

    入川 大希

    農林高校と連携してやってきてお互いにやってきたことが違っていて面白かったです。また、来年もアクアポニックスをお互いの学校で取り組むと思うので今年できなかったことをもっとやってほしいです。

  • 小浜健一

    小浜 健一

    商工は制御などは出来るけど農林にしかできないこともあり、そこで農林の生徒達から酸素をプラスしてあげるといいと聞きやってみると成長スピード上がった!

学校間連携報告書

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南部農林高校による食品加工。南部商業高校による販売。南部工業高校による金型製造。南部3校がそれぞれの教育課程の特徴を活かし、既習した知識と技術を活用し3校が連携して「製造」「加工」「販売」等を行い、授業では体験することができない、より本格的な「サプライチェーン」を学ぶ。

プロジェクトの内容とは

互いの専門性を活かしたアクアポニックシステムの構築

互いの専門性を活かしたアクアポニックシステムの構築

八重山の2校が持続可能な開発に挑戦!!

「持続可能な開発目標」(SDGs)の取り組みが注目され、沖縄県においても2019年(令和元年)1月29日、沖縄県SDGs推進本部を設置された。このような中、人にも地球にも優しい、革新的なシステムとして世界が注目している農業方法がアクアポニックスシステムである。本研究では「工業」「農林」お互いの教育課程の特色を活かし、お互いの専門性を活かしたアクアポニックスシステムの構築に取り組む。

プロジェクトの内容とは