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第24回 沖縄県産業教育フェア
実行委員会 会長挨拶  

第24回沖縄県産業教育フェアの開催にあたり、ご挨拶を申し上げます。本年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から参集開催を断念しましたが、「魅せよう技術 繋がる伝統 そこは、新たな開発点 ~離れていても 僕らは一つ~」のスローガンのもと、特設ホームページによるインターネット開催という新たなスタイルで、専門高校や特別支援学校の生徒の学習の成果や産業教育・職業教育の魅力を発信することになりました。コロナ禍であっても、学校関係者の創意工夫により本フェアが開催できますことは誠に大きな喜びであり、ご尽力いただきました校長先生をはじめ、教職員の皆様に対し、心から御礼を申し上げます。

本フェアは、産業教育を学ぶ専門高校・専門学科、また、職業教育を学ぶ特別支援学校等の生徒たちの活躍や日頃の学習の成果を、広く県民の皆様に紹介するとともに、本県の産業教育・職業教育について理解を深めていただく場として大きな役割を担ってまいりました。今回の特設ホームページでは、各学校・学科ごとに作品制作や研究活動等の学習内容が掲載されています。小中学生や保護者の皆さん、産業界、教育関係者、その他多くの皆様に御覧いただき、本県産業教育、職業教育について御理解いただければと思います。

また今回は生徒が直接集い、交流することは叶いませんでしたが、専門高校生がオンライン会議システムを利用して、それぞれの専門分野をいかして仲間と一緒に商品開発を企画する「シッサくんプロジェクト」を実施し、オンラインにて「参加・交流・創造」を実現することで、産業教育・職業教育の充実・発展に繋がることを期待しております。

ご承知のとおり、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、オンライン会議やリモートワークなど就業形態は多様化し、感染対策や新しい生活様式への対応など、私たちの社会生活は急変しました。しかし、このような時世にあっても、よりよい社会を創造することを目指して、自ら課題を見つけ、自ら学び、考え、行動できる能力の育成や、より実践的な専門教育、職業教育の推進が求められていることから、県教育委員会においても、将来のスペシャリストの育成や地域産業を担う人材及び人間性豊かな職業人の育成に努め、キャリア教育の充実と職業教育を一層推進していく所存であります。

結びに、本フェアの開催にあたりまして、格別の御支援、御協力を賜りました関係団体、産業界の皆様に心から厚く御礼を申し上げますとともに、本フェアの益々の発展を祈念し、挨拶といたします。

 

令和3年2月
沖縄県産業教育フェア実行委員会
会 長  金城 弘昌
(沖縄県教育委員会 教育長)